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2015.04.04 スタッフブログ

読書はいかが?

こんにちは、総務の浅間です。

すっかり春らしい陽気になって来たので、窓際で読書が趣味の私にはうれしい季節です。

前回・前々回と同じタイトルで課長の阿部が更新されていますが、

私もこっそり真似をしてしまいました。

今回は、”江戸川乱歩と十三人の新青年<論理派>編”という本をご紹介したいと思います。

タイトル通り、探偵小説の大家・江戸川乱歩が新青年という雑誌に掲載された短編を一冊の本として

まとめたものですが、アッと驚く起承転結が凝縮されています。

ちょっと前置きをしておきますと、探偵小説というジャンルは捜査方法などが

未発達な時代(大正や昭和初期など)が多く舞台となっているため、トリックが現実的に

有りかどうかというよりも、ストーリーの面白さにスポットを当てて頂く方が

楽しめるかもしれません。

中でも私のおすすめは、小酒井不木著:”痴人の復讐”という一作です。ある会で、一人の眼科医が

自身の経験を語り出す場面から始まります。

以前から自分に対して風当たりの強かった指導教諭に対して、

思いもよらぬやり方で復讐をする・・・という内容なのですが、読了感が何とも言えません。

個人的には、乱歩の”赤い部屋”とテイストが似ているかと思っています。

 実はすでに著作権が消滅しているためネット上に掲載されております。