HEAT-TREATMENT
熱処理炉被加熱物の装入や
連続加熱・冷却動作など、
幅広く対応します。
-台車式熱処理炉
-バッチ式熱処理炉
-連続式熱処理炉
台車式熱処理炉
概要
炉外で台車上に被加熱物を積載し、炉内に台車ごと装入して加熱する形式の炉です。 積み降ろしにはクレーンやフォークリフトが利用できるため、重量のある素材や大型構造物の熱処理等に幅広く使用されています。台車を2台設置し双方向からの出し入れをしてワーク積み下ろしの時間短縮も可能です。
特徴
1. オーバル型
炉型をオーバル型式にし、両側焚ハイスピードバーナによって炉内を攪拌します。そのため、材料の急速な加熱と均一な温度分布が得られます。
2. 省エネルギー型
炉内耐火物はセラミックファイバーを使用し、省エネルギー型炉となっています。
3. システム化
燃焼機器および制御機器等に最新の技術を導入してシステム化を図り、400℃から1100℃までの広範囲な使用が可能です。
4. 炉内温度分布
炉内温度分布は設定に対して±7.5℃の範囲を保ちます。
5. 操炉方法
シンプルな操作で安全に熱処理が行えます。
6. シール装置
扉及び台車に特殊シールを設け、炉内の気密を保ちます。
7. 排熱利用
排気ガスラインに熱交換器を搭載し、燃焼空気に再利用することでガス消費量の低減と排気ガス温度の低下ができます。
バッチ式熱処理炉
概要
被加熱物を直接フォークリフトやプッシャー装置等で積載し、加熱する形式の炉です。均一な温度分布でより安定した品質の熱処理が可能となります。
特徴
1. オーバル型により均一な温度分布が得られます。
2. ハイスピードガスバーナを設けているため材料の急速な加熱も可能です。
3. 高い品質を保持しながら、使用温度を広範囲にコントロールできる燃焼機器と制御機器を搭載しています。
連続式熱処理炉
概要
ローラーハース型、メッシュベルト型、ウォーキングビーム型等の方式で連続的に加熱する形式の炉です。装入抽出装置の製作や油槽、水槽、各種冷却装置の製作まで一貫したラインの製作を行っています。
特徴
1. オーバル型により均一な温度分布が得られます。
2. 豊富な実績により様々なワークの搬送に対応できます。
3. 最適な空燃比でバーナーを燃焼させて省エネ化を図ります。