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総務部の浅間です。

 

雪解けのあぜ道を散策しながら、顔を覗かせている鮮やかな若緑を求めて、

一家総出で赴いたのは冬の名残が光る胎内。

山菜採りは我が家の恒例行事ですが、そのうちの一つがフキノトウ狩りです。

山のフキノトウは小さいばかりか、紫がかった色をしている物もあるため、

ぼんやりしていると見落としがちですが無心になり目を凝らすと･･･

思った以上に大豊作。

春泥のぬかるみに足をとられてしまわないよう気をつけながら、

指先で根元をほじくって折取る楽しさといったら！

そこにもここにも、ひょいひょい小川を飛び越え田んぼに列をなしている

一群を追いかける時間は、袋がぱんぱんになるまで続きます。

ずっしり詰まった中身に顔を近づけると、摘んだばかりの青臭さと

土が混じり合った匂いがして、これこそ春の醍醐味だと何年経っても

思うのでした。

　　　　

 

オリーブオイルで天ぷらにするとコクが出て非常に美味。

フキノトウ味噌は箸先でたっぷりとつまんでご飯の上に乗せ頂きます。

これから先待っているのは、たらの芽、うど、こごみ･･･

ほろりとした春の味わいは、まだまだ楽しめそうです。